夏の夜の記憶

今ではもう遠い昔のこととなった夏休みの夜、四条川端通を歩いた時の記憶が甦ってきた。
今思えば、おそらくまだ10時とかそんな時間だっただろうけど、当時はとても静かでこんな夜中に散歩している感覚がなんだかとても嬉しかったような気がする。
変わった形の電柱にしがみついてみたり、小さな外灯の下、家族と親戚とで歩いていた。
そういえば下駄の音がしたような気もする。
あれは何をしにいった帰りだっただろう?
そのわずかな時間が止まったように記憶に深く刻み込まれている。
この小さな町はそんな空気に似たようなものも持っていて、とても気持ちが良くて、つい夜中の徘徊をしてしまう。







